top of page

​アレクサンダーテクニークとは?

アレクサンダーテクニークとは、無意識に身に着けてしまった不必要な習慣や癖をやめる学習を通し、自分がどのような行動をし、感じているかについての気づきを高め、「自分の心身のより良い使い方」を学ぶ教育です。

例えば、無意識に右肩を上げている癖が原因で肩こりに悩まされている場合を例に考えてみましょう。

医師は休むことや投薬、手術などを提案するでしょう。最近は筋肉トレーニングなどの運動療法もブームですね。

休むことはその期間中は痛みが解消されるかもしれませんが、癖が残り続ける以上は元の生活に戻ると再発します。

投薬や手術は痛みは抑えられるかもしれませんが、副作用で他の臓器が傷んだり、原因である癖自体は解消されません。

運動療法はただでさえ不必要な癖がある人が実践すると運動自体による怪我や、成長した筋肉による大きなで力でより故障する可能性があります。

では「右肩を下げれば良いのか?」と考えたくなりますが、無意識に右肩を上げている人が自分の感覚で肩を下げようとした場合、「無意識に上げている習慣に加え、意識的に肩を下げようとし、アクセルとブレーキを同時に踏むような状態になり、余計に故障する」事が起きてしまいます。無意識にやっている事をやめるのは難しいのです。

別の例では、子ども達に「ペンの持ち方(何をするか)」を教える方は大勢いますが、「指の使い方(どうやるのか)」を教える方は殆どいません。そのため、自分の感覚に基づき、思い思いのペンの持ち方を身に付けてしまいます。

​このように、誰もが自分自身の感覚を信じ、感覚的に上手くできている感じさえあれば全てが上手くできているという考えの基、生活や学習をしています。その結果、不必要な緊張な習慣、癖が無意識に身に付いてしまい、痛みや能力の低下が起きてしまいます。

この感覚について今一度向き合い、感覚を信頼できるものにし、心身のより良い使い方を学ぶのがアレクサンダー・テクニークです。

アレクサンダー・テクニークを学ぶ事で、習慣や癖が原因で起きている痛みや病気の改善・予防が期待できます。

また、身体や精神の機能をより効率的に使えるようになり、家事・勉強・音楽・演劇・スポーツなど、あらゆる活動で楽に、力強く行えるようになり、運動能力や技術・表現の向上が期待でき、怪我の予防にもなります。

子ども達は素晴らしい能力を見せてくれますが、それは習慣や癖、思い込みがまだ少ない為です。成長と共にその量は増え、病気(ペンを強く握り過ぎる習慣による肩こり)などの形として出て初めて問題があったと認識されます。そのため、現状問題がないような子ども達も「自分の心身の使い方」を学び、感覚の基準を身に付ける事は大切です。

私たちは誰もが小さい時には身体のどこにも痛みなどなく、毎日元気に楽しく過ごし、多くの事を学んでいました。

大人になると慢性的な痛みは一生物で、子ども時代の楽しさなど取り戻せず、未来は暗いものと感じてしまいます。

しかし、私達は小さい時にはあの輝かしい能力を持っていたのだから取り戻す事も可能です。自分の邪魔をしている習慣や癖を止めることで生まれ持った機能やバランスが回復し、自然とあの頃のような心持ちで日々を過ごせる事が期待できます。

アレクサンダーテクニークの学習の過程は施術や治療ではなく、生徒自身がレッスンを通して無意識の習慣に気づき、それを意識的にやめる術を学ぶ「教育」です。そのため、生徒自身が学び、考え続けていけば半永久的に効果を生みます。

​期待できる効果の例

​・慢性的な痛みの改善や予防(腰痛・肩こり・顎関節症・呼吸器の問題、蓄膿症、など)​

 →痛みの原因である不必要な緊張や、習慣的な使い方に気づき、より良い使い方を学ぶ事による改善と予防。

・ストレス・精神的な落ち込み・鬱・緊張しやすい・怒りっぽいなどの感情面の改善

 →習慣的な思考に気づき、止める術を学ぶ。「身体的な力み」をやめることで常にイライラするなどの習慣的な感情が改善される。

・体力の増加・運動能力の向上

 →非効率な動作をやめ、効率的で楽な動作を身につける。効率的な休憩の仕方の学習。​

・体重の減量・増量

 →食事の内容や調理法、食べ方の改善。身体のバランスが回復する事で呼吸器や消化器が正しく機能する。

・姿勢・見た目・表情・雰囲気の改善

 →不必要な習慣を止める事で本来の自然な姿勢に戻る。精神状態改善により表情や雰囲気が変わる。

・努力しても上達しない

 →感覚を信頼できるものにするための学習や、非効率な習慣的動作や癖をやめる事による改善。

・パフォーマンス・表現力の向上

 →自分の使い方を学ぶ事を通しての心身のバランス改善により機能や能力が発揮しやすくなる

他、身体的、精神的、心理的な問題や、あらゆる活動に効果が期待できます。

​相談、疑問等は「お問い合わせ」より連絡ください。

​学んだ著名人

・キアヌ・リーブス(俳優)

・ヒュー・ジャックマン(俳優)

・ヒラリー・スワンク(女優)

・ポール・マッカートニー(音楽家/ビートルズ)

・スティング(音楽家)

・ロバート・フリップ(音楽家/キング・クリムゾン)

・マドンナ(歌手)

・ヴィクトリア・ベッカム(ダンサー/女優)

・松任谷由実(歌手)

​他多数

bottom of page